日本でも戦後からはすっかりおなじみのイベントとなったクリスマスですが、やはり本場のそれとは楽しみ方が違うのはこのブログをお読みになっている方なら言わずもがななことでしょう。
欧米においてクリスマスは家族と過ごす日。
田舎はほぼ全てのお店がシャッターを下ろし穏やかに過ごします。
ニューヨークも一年で一番静かな日なんだとか。
日本人のようにケンタッキーを食べる人もおそらくほとんどいないでしょう。(閉まってるかも。)
ちなみに最後の日本でのクリスマスの思い出は都内某所にて販売のお手伝い。
クリスマス期間の短期アルバイトで時計屋さんの販売員をしており、当日はレジに行列ができ、接客待ちの番号は20を超えるようなお店で8時間飲まず食わず、暖房に加えて大量の36〜7度のほ乳類に囲まれて蒸し暑い中で時間を忘れるほど忙しい日を過ごしました。
閑話休題。
(今欲しい時計はこれ。シンプルだけどベゼルにカットが施してあって龍頭の位置が2時でかわいい。プレゼントっていうか、自分用にほしい。
病身の色が違うのは分針と見間違いにくくてNice! じつは細かい目盛りもついてて実用性も抜群。ほしい!)
さてこれは友人のお話。
体格も良く、今まで引越し屋さんやゴミ清掃、道路工事などなど身体を酷使するいわゆるガテン系アルバイトを片っ端からやってきた友人ですが、一番過酷だったのはそのクリスマス前に召集される
七面鳥大量殺害 ~ The genocide of turkeys ~
そう、アイルランドのクリスマスのご馳走は丸焼きの七面鳥。
14歳から10年もの間、毎年七面鳥を殺しまくってはクリスマス資金に充てていたそうです。
具体的な仕事内容はというと基本的には4名体制で
・七面鳥をコンテナカーに追いやる係
・電気ショック係
・まだ動く七面鳥を逆三角コーンに突っ込んでいく係
・動かなくなったのを見計らって綺麗に並べていく係
に分かれて作業するそうです。
過酷なお仕事に堪えるために”Hitlers of the turkeys” なんてグループ名を(頭の中で)つけて頑張っていたとのこと。
とあるトラウマにより生きている鳥類が苦手なわたしは最低でも3回くらい生まれ変わらないとできないお仕事のひとつです。
出荷される七面鳥の体重は大体10kg前後との事。
1日で何羽を殺すかなんて必死過ぎて考えた事ないそうです。
ちなみにジェノサイドチームは男性ばかりですが女性チームはひたすら羽をむしる作業に徹するのだとか。
貼れる写真ないかな?なんて探してたら気持ち悪くなってきちゃった…。
そんな彼は今、湖の側にお住まいで懺悔でもするかのように毎朝白鳥さんに餌をやるのが日課だそう。
…白鳥って、おいしいのかしら?