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’’レフカダ初日は驚きの連続!大恐慌ギリシャの治安はいかに?’’
ギリシャ旅行計画は入念に?
ギリシャに行こうと思ったとき真っ先に考えたのはスケジュールでした。
日本にいる時にLafcadio Hearn Historical Center の方とコンタクトをとり夏にレフカダを訪れたい旨とおすすめの日程があればぜひ教えて欲しいと尋ねた所
「そしたらLafcadioのお誕生日フェスティバルにくれば?ぜひスピーチもよろしく〜!あ、着物ってきれるの?」
どんどんお話が進みました。まさにトントン拍子。
なのに到着したときこんなことになるとは…
ちなみにLafcadio Hearn Historical Centerは色々な呼ばれ方をしています。
Lafcadio Hearn History Center
Lafcadio Hearn Culture Center
Lefkas Cultural Center
Historical Centre of Lafcadio Hearn
Facebookでは Lafcadio Hearn Japanese School (2019年)
地元では ”センター”と呼ばれていました。
本家ギリシャ語では
こんな感じです!
3%強ギリシャ人ではありますが小泉八雲のディテールを知ったのが28歳と遅く、ギリシャに興味を持ったのも最近なので読み書きおしゃべり全く出来ません。ローザおばあさまごめんなさい!
ついにラフカディオハーン ヒストリカルセンターへ!
そりゃもうどっきどきでしたが速攻で肩すかしを食らいます。
「 誰?(日本語で)」
それはそれはきれいな、華やかなお着物をお召しの若い女性でした。
「着物で来てよ!」の時点で伝えてくれればいいものを、日本からお祝いするためにやってきた舞踏団のダンサーさんがたくさんいらっしゃいました。
タメ語なのは
「着物の日本人てことは同じ舞踏団の誰かかと思うけど今から踊るのに覇気がないぞ?どうした?病気か?」
な驚きからかと思います。向こうにも小泉八雲の玄孫がやって来ることは当日まで伝わっていませんでした。
プロが来るならこの30℃越えのギリシャでわざわざ着物着なくていいやん。
レフカダでの驚きはまだまだ序の口
「何でもいいからスピーチよろしく!」
とは日本にいる時点で言われていたので特に何も考えず英語で準備していました。
が、イベント開始5分前にセンターの方からの質問に絶句します。
「アユコ〜、何語でスピーチする?英語?日本語?」
これはわたしの想像力のなさも原因なのですが何語であれギリシャ語の通訳を介すことになるのです。
「え、だったら…じゃ、Japaneseでよいでしょうか?」
「OK! ではこちらが通訳さん。」
わたしの次に日本カルチャーについてスピーチする予定のアテネ大学からいらしたStelios Papalexandropoulos教授をご紹介いただきました。
準備時間はたったの5分。
日本について博識な教授と自己紹介し合いたい気持ちをお互いに抑え、優先順位としてAyukoが何者であるかを伝えるのが精一杯。緊張と暑さ故にスピーチする予定だった文言が脳内から溶け出してゆきます。
ドタバタのスピーチ
Stelios教授の日本語はもちろんすばらしいものなのですが、とある単語でつまずきました。
玄孫(Yashago)
英語であれば ”Great-great grandmother/father” と聞いたことなくても何となく意味はわかる単語なのですが玄孫って日本語話者の間でもなかなか口にしない言葉ですし、かしこまり過ぎました。
「え〜わたしのGreat GrandpaがIwaoでしてあちら、Second sonの。」
と近くにあったパネルを使って日本語と英語のまじったルー語のようなやり取りをしました。
その場にいたのが全員ギリシャ人であればそんな気持ちにはなりませんが、だいたい15人くらいでしょうか?例の美しい日本の舞踏団の方々がいらっしゃったので恥ずかしかった。です。
もうちょっと堂々としてたかったなぁ〜。みなさんごめんなさい!
天国からダメ出しを食らいまくったギリシャ初日の思い出はまだまだあります!
’’長い長い人生初ギリシャの初日は盛りだくさん!まさかの日本文化に埋もれる?’’
もお読みいただければ幸いです。