まいっか。
繊細な感性の高祖父、小泉八雲(Lafcadio Hearn)の血を上手く引き継げなかった、おおざっぱな性格な私が非常によく使う言葉です。
調味料を入れすぎた分を具材でごまかした”まいっかカレー”は得意のレシピですし、ちょっとした忘れ物も”まいっか。死なないし。”とやり過ごせるタイプ。
聞かれてないけどお答えします。O型です。
神経質な人には多分嫌われる運命にある私ですが失礼を通り過ぎて見逃せないミスの餌食になりました。
それは渡愛して1ヶ月ほど経った時期のこと。
ワーキングホリデーの書類をバッチリ揃え、€300きっかり現金で用意し(因みにVISAカードしか使えませんでした。)臨んだとある田舎の移民局にて。
IDカードをいただいたはいいものの…あれ?
名前
まちがってるよ!
”K”のとなりのキー押してるよ!
Ayuloて。
まさかの名前が違うなんてこと想像してないですから貰ったその場で確認もせず、後日メールしても返事なし。
電話しても折り返しなし。
あぁ、私はこの国ではAyuloとして生きて行くのか。
Hearnが”へるんさん”になった。みたいなかわいいやつじゃないしやだなぁ。
そして、やっぱり何かあってからじゃ遅い!
またメールします。が、暖簾に腕押し状態。
そんな時に在愛10年以上のお友達(日本人)に会ったところ
「別にいいんじゃない?特に見せる場面もないし、なんか聞かれたらメールしたけど返ってきませーん。って言えば?しょうがないよアイリッシュだし。」
し、しょうがない。
そんなに使うシーンがないとのことだったので、
まいっか。
となり今に至りますが、特に不便していません。
空港でパスポートとID出した時になんか言われるかと思ったけどスルー。
仮に偽造だったら名前なんてぜったい間違えないだろうしね。
守谷が守屋になったり森谷になっちゃうことはよくありますが、AyukoがAyuloになることはこの人生でなかなか巡りあえないでしょう。
アイルランドで貴重な経験ができました。
Ayulo
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