アルバニア南部でぜひとも訪れておきたかったのがButrint。
1992年にUNESCO文化遺産に登録された地域でお城や洗礼堂、テルマエや野外ステージなどが良い状態で残されており、湿地化した関係で人が住んでいなかった期間もあるため自然との調和が何とも神秘的。
とのレビューがあったのでサランダからバスで40分程かけていって参りました!
バス停からしてヤバい
敢えてボキャ貧のような形容をしてしまいましたがButrint行きのバス停の時点で鼻息が荒くなる光景が。
上の写真がバス停からの写真なのですが5〜6世紀に存在していたとされるシナゴーグ跡なんです。
英語の記述が木で隠れて読めませ〜ん。
間取りまでばっちりわかっている模様。
日本で言えば…
新宿のバスタの目の前に古墳があるよ!
って感じでしょうか?
こんなにも便利な立地にも関わらずきちんと残しているとは、考古学に対するアルバニア人のリスペクトにはあっぱれです。
ちなみにバスは1時間に1本。9時半のバスを目指し、余裕を持って30分前ぐらいに到着しましたが古(いにしえ)に想いを馳せていたら一瞬で時が過ぎました。
いざ乗車!
私が訪れたのは5月下旬でしたが既にドイツなどからの観光客が。
オンシーズンだと積み残しされかねないのでやはり早めに来ておくのが正解のようです。
料金はなんと100lek。
日本円にして100円で20kmの移動が出来てしまうアルバニア…。アイルランドの1/10以下じゃないでしょうか?
ちょっと心配。
料金は中にいるおじさん(車掌さん)が道中で回収しにきてくれます。
移動中の景色はこんな感じ。左手に湖が見えてくるのは地図上でわかっていたので左の窓側の席を陣取って撮影しました。
アルバニアの道はあまり整備されてない場所もあるので、心配な人は酔い止めを服用しておいた方がいいかもしれません。
ブトリントへ到着!
思わずパノラマ撮影。
晴れ女パワーを存分に使っています。
いきなりのAcientな建物
ベネチア時代(1385〜1797年。幅広すぎ。)に建てられた塔。
中には入れませんでした。
6世紀に建てられた洗礼堂
英語では Baptistery と呼ばれる施設。
現在は主に教会の中で執り行われる洗礼の儀式ですが中世以前の初期のキリスト教では洗礼堂として専用の建物があったとのこと。
当時のモザイクはきっとこんな感じ!なのでしょう。
わずかではありますが文様が残っておりました。
当時はもっともっと鮮やかだったんだろうなぁ。
ちょっとだけ、ケルティックモチーフに似ている気もします。
移動中の景色に癒されて
冒頭でも述べたように村(街?)として機能していた時もあれば廃墟だった期間もあるとのことで自然いっぱい。
写真は控えますがボートで楽しむ人もいました。
今回は一人旅なので行きませんでしたが、絶景が売りのBlue eye顔負けの透明度と彩度なのではないでしょうか?
私のことなので行ったら行ったで喜んでると思いますが、充分満足です。
うろうろしすぎて迷子になる
そうは言っても博物館クラスの遺跡が目白押しなのでテンション上がりっ放しです。
途中で本気で迷って1人でロッククライミングみたいなことしたのは内緒。
必死だったので写真はありません。
迷ってたら出会えた絶景。古代と変わってないかも?
テルマエ と ステージ
紀元前に機能していたお風呂と野外ステージ。
きっと、老若男女の憩いの場だったのでしょうね。
池には亀もいました。
大英博物館にあってもおかしくないであろう雰囲気の石碑。
広すぎて一枚に収まりませんでしたが400人は収容できそうな野外ステージでした。
お風呂のすぐ裏なので湯船につかりながら音楽を楽しむ人もいたかもしれませんね。
ベネチアン時代のお城へ
中は博物館になっているとの情報でしたが
ツバメが恐すぎて入れませんでした。
ごめんなさい。鳥類苦手なんです。
写真には撮ってませんがうんちっちもすごかった!
絶景が広がる城壁からの景色は圧巻でした。
本格的な旅シーズンが始まる前に来訪できてよかったです。
見終わった頃にはツアー客や修学旅行生がわんさか。
がんばって早めに来た甲斐がありました。
ちなみに入場料はアルバニア人は200円。
外国人は700円。
倍払ってたとしても大満足の施設。
おすすめ度は五つ星です!
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