2019年現在私が暮らしているアイルランド第五の都市、Waterfordには地ビールがあります。
その名も
Metal Man
味はピルスナーのような見た目にもかかわらず全体的に苦みが強め。クラフトビールが好きな方にはおすすめです!
パブでは大抵2種類、缶であれば5種の味を楽しめます。
そんな地ビールの名前にもなっているMetalmanの彫刻は2019年春現在の私の暮らす街、Tramoreから歩いて1時間程の場所にあります。
季節も過ごしやすくなってきたのでスニーカーをベストコンディションの靴下とともに履いていって参りました!
こちらがLafcadio Hearn 少年がはじめてみたTramoreの景色であろう、旧電車の駅。
現在はダブリンの空港からバス一本で来ることが出来ます。
めちゃくちゃよいロケーションですが2019年現在は廃墟。どこかの誰かが買い取ってどうにかする話は噂でききましたがさて、どうなるでしょうか。
Tramoreはアイルランド語で Big beach の意味なので、Tramore beachだとチゲ鍋ですとかシイタケマッシュルームみたいなことになっています。
この日は割と引き潮の日ですね。
うちから歩いて30分程経った頃でしょうか。Tramoreエリアを脱した瞬間、
廃墟発見!
私有地なので近づくのはこれが限界でした。
家畜のにおいはずっとしていたのですがやっと出会えました。
見慣れないアジア人にビビったのか、牛さんの視線を浴びます。
都会人の私は…動物スメルが基本苦手です。
「〜 アイルランドの美しさは雑草たちに支えられている 〜」
というのは私の至極個人的な見解ですが、こちらのスズランのような美しいお花も雑草扱い。
名前は…リトルガーリック。文字通りにんにくのにおいがします。
きれいな花には棘があるとはよく言うもの。かわいい雑草はほのかに臭います。
花界もシビアですね。
遠くに見える3本の塔のうちの一つにMetal Manがいるのですがまだちゃんと見えません。
シルエットが確認できる程に近づけました!
色もばっちり確認できます!
しかし
私有地に付きこれ以上立ち入り禁止!
噂には聞いてましたがもうちょっと近づけると思っておりました…。遠すぎ。少し悲しい。
1800年代にTramore界隈での転覆事故が相次いだことをきっかけに保険会社から目印になるものをと送られたMetal Manは鉄製とはいえ色鮮やか。
定期的に色は塗り重ねられているそうです。
18.5mの柱の上に建っており、体長は14フィート。約4.27m という数字は巨人格闘家として知られるチェ ホンマン(218cm。ヤングはググってね!) 2人分 – 10cm ほど。
遠くからしか見ることは出来ませんでしたが船上からの目印として機能するには大きければ大きい程いいでしょう。
( 灯台にすればいいのにとは思いましたがまぁ予算的な問題かと思われます。)
あえて頭悪い子風に形容させていただきます。
ブサい。
彫刻家の方や色を施した方々には大変申し訳ないですが、正直全く魅力を感じません。
遠くからしか見ることは出来ませんでしたが、美しい田舎町の景色を堪能した以上の事実がネガティブなものならなかったのでそれでよかったかもしれませんね。
ということで来た道とは違うルートで帰路につきます。
続きはこちらから
Tramore ウォーキングツアー ② 小泉八雲が泳いだ海を訪ねて
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