日本のクリスマスの定番といえばKFC!
とヨーロッパで言うと時々冗談だと思われるのですが、自宅にターキーの入るオーブンがないことがほとんどな旨やクリスマスをお祝いするようになったのはつい最近であること、またクリスマスは祝日ではなく学校や仕事に行くのだと伝えると
「ああ、手軽に買えるものじゃないといけないのね。」
と妙に納得してもらえます。
余談ですがアイルランド(カトリック)ではクリスマスの翌日も祝日。
クリスマスツリーは1月6日にしまうのが普通だそう。
私の高祖父小泉八雲のもう一つのルーツであるギリシャはオーソドックス(正教)なので人によってはクリスマス当日より1月7日の降誕祭に重きを置く人もいるとか。
なので、クリスマスよりお正月がメインの日本では26日になると赤と緑のデコレーションは街から姿を消して一気にニューイヤームードになるのだと伝えるとびっくりされます。
さてさて、そんな一年のうちで最もお祝いムードに包まれるアイルランドのクリスマスで欠かせないものといえばそう、
Turkey!
日本語では七面鳥と呼ばれていますが、英語ではトルコ人を意味するターキー、そしてトルコではインド人を意味するヒンディーなどと言われているお名前のルーツが世界に散らばっているまるごとターキー(とここでは呼ぶことにします。)は焼くのに3〜4時間ほどかかり、またルックスも派手なのでクリスマスはもちろん、アメリカではサンクスギビングデーなどでも振舞われるようにお祝いしながら大人数で食べるのにうってつけの料理。
個人的にクリスマスのお料理は重すぎてあまり得意ではないのですが、自宅に夫の家族を招待してワイワイしながら過ごすのはやはりウキウキします。
みんなグレイビーソースはかけてますが私はつけながら食べるのが好きなので小皿に。
お野菜はターキーと一緒にじっくり焼いており味がしみておいしいです。
大人5人でいただいた後のターキー (グロ注意)
猫の餌になりかけた私の大事な大事なターキーボーン(グロ注意アゲイン)
はい、この骨が私が大好きなラーメンのメインとなるのです!
特に軟骨がとろプリになるのがたまらない!犬猫にあげちゃう人の気が知れないのであります。
ちなみに胴体の骨は少し臓物つきですが、プラスで出汁も出るしと別鍋でブロスにしました。
見た目はさらにグロテスクになるので気になる方はどうぞ動画でご覧ください。
ちなみに想像していたほど手足と胴体であまり味に変化はないかも?
なので大きなお鍋のある人は一度に炊いてしまってもいいかもしれません
気になるターキーボーンブロスラーメンのレシピは?
なお、チキンの丸焼きでもきちんとスープとれます!
スープの材料は
- 骨(あるだけ。きもち肉もつけとくとなおよし。私はジブリッツの首も入れました。)
- 生姜(4~10スライスくらい?お好み)
- わけぎやリークの青いとこ(お好み)
- 塩(5ふりくらい?)
- 酢(大さじ1。なくても良いですが骨からの栄養がよく溶け出すらしいので。)
- 水(鍋にいっぱい。減ったら都度足す。)
- ニンニク(好きなだけ。私は薄皮を残したまま少し切れ目を入れて煮込み、ホクホクのをいただくのが好き!刻んだりすりおろしを入れてもGood!)
- あれば昆布
- あればハムやベーコンの油身を出汁に。我が家ではクリスマスにはハムを焼くのでそれを。
具
- 余ってたらターキーのお肉
- 白菜
- もやし (売ってなかったので動画の時は入れてません。)
- きくらげ
- クリスマスによく焼くハム
味変用調味料
- みそ
- コチュジャン
- ニンニクペースト
- ナンプラー(米麺にするとあら不思議!フォーの出来上がり!)
作り方はスープの材料を水を足しながら中火でグツグツ煮込んでいくだけ!
私は夜に火を入れて朝まで冷めるのを待ち、冷えて味がまとまったところをあっためて麺を入れていただくのが好きです。だいたい3時間くらいかなぁ?鍋の大きさなどにもよるところだと思うので細かく言えませんが、弱火でじっくりよりも中火でグツグツの方がパイタンにするには良いかと思います。
ラーメンはお手元のものを入れていただければと思いますがもちろん麺無しでもOK!
前述の通り米麺にも合うのでグルテンを控えている方にもオススメです!
噂によるとボーンブロスは整腸作用もあるのでクリスマスのヘビーなお食事に疲れた身体にぴったり。私は病気した時用に冷凍しておいてます。
人によっては味の素などを入れてもいいと思いますが、お店ではなかなかない天然のお出汁を味わいたいのであくまでもシンプルに。調味料最低限でいただきたいなと思っています。
塩は控えめで煮込んで都度上記の味変調味料で飽きずにいただくのがオススメ!冷凍したものをリメイクするのにもやはり塩はあとから調節しやすいような分量にしておくのが良いと思います。
なかなか食べないターキーだからこそ骨までとことん楽しみましょ!
ちなみにアイルランドはヨーロッパ本土よりもベジタリアンやビーガンは少ない印象。
私は若干フレキシタリアンですが食べる時は残さずに頂いた命を最大限にいただくことがせめてもの弔いだと思っています。
ちなみに夫は若いころ、クリスマス前にターキー農場でバイトをしておりました。
この記事では友達としてますが、私が懐かしくなれるからという理由で加筆していません。笑
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