ドイツといえば
ビール!
ソーセージ!
ジャガイモ!
をイメージする日本人はかなり多いのではないでしょうか。
間違ってはいない。のですがソーセージはドイツ語ではブルスト。というのでたまたま知り合ったドイツ人に
「イッヒ リーベ ソーセージ!」
と言ってもピンと来ないか、ドイツについて浅い知識の持ち合わせかないアピールにしかならないでしょう。
とにかく種類が半端ないです。そしてそれぞれの地域に特色があり、仲の悪い地域のソーセージは食べない。なんて人も。
ビールにも同じことが言えます。
ドイツ車も人によってはしっかりランク付けがなされていたり親類に関係者がいることも多いので仲良くなる前提で持ちかける話題としてはすこーしリスキーだったりします。
肌感ですが8割以上のドイツ人がサッカー好きなのでそれなりの年の人にはオリバーカーンの武勇伝。若者にはマニュエルノイヤーの守備範囲の広さの話で盛り上がれる気がします。
ちなみに私はオリバーカーンが手でシュートする動画が大好きですし、日韓ワールドカップで準優勝が決定した時のオリバーカーンが ”全世界に放送された世界一悲哀に満ちた体育座り” だと思っています。
閑話休題
日本において飲み会といえば居酒屋で行われてコースであれば5~8品ぐらいじゃんじゃかやってきて最後に3000〜5000円程出して幹事が回収して
「はい!じかんですよ!」
と一斉に帰るなり二次会なり三次会なりへ向かう。
という認識が大半だと思うのですが
ドイツにおいてそんなことはありません!
その事実を知ったのはベルリンで暮らしている時。ルームメイトに
「友達と今夜飲みに行くんだけどアユコもくるー?」
とお誘いをいただいて、行く行くー!と答えたときのこと。
8時に現地ってことは7時半くらいに出る感じだろう。
ということでスケジュールを合わせていたのですが
6時半頃、どうもキッチンが騒がしい。
誘ってくれたルームメイトがもりもりサンドイッチ食ってました。
そう。
ドイツの飲み屋(Kneipe 辞書だと、飲み屋。居酒屋。)には食べるものがポテトチップス、ミックスナッツぐらいしかありません。
ソーセージもない。
純粋にアルコールと渡すだけでオッケーなスナックしか置いていないのです。
ということでKneipeに行くからには
腹ごしらえ必須!
私の場合出先からKneipeに向かう場合はケバブを食べてから向かうことが多いです。歩きながらものを食べてても不思議とこの国では礼儀知らずには見えません。
その代わりでしょうか、レストランでひとりご飯をしている人は少ないような気がします。
という訳で家からKneipeにGo! な場合は晩ご飯を食べてから向かうのが鉄則。とまでは言わなくとも、アルミニウム則ぐらいでしょうか
ちなみに大きめの飲み会でもレストラン集合でなければ腹ごしらえはしておいた方が無難です。
また、会計は都度払いのキャッシュオンシステム(HUBみたいな感じ)が基本。
会計を待つ必要がないのでしれっと帰りたい時に帰れます。
また、奢ってあげたい(もらいたい)人がいたらペースをあわせて一緒にカウンターへ行くスキルが必要となります。
わたしはバーピアニストとして都内で働いていたこともありお酒を飲みながらの目配りはそれなりにできるのですがなれてないと結構大変。
お近づきになりたい相手に気を使わせることになりかねません。
ドイツのKneipeでビールは大抵500mlグラスで運ばれてきますしね笑
言えば小さめのグラスでだしてくれる所もありますがオクトーバーフェストではマスビール、1リットルジョッキしかありません。
ちなみにビールが得意でない人、アルコールにあまり強くない人にはビールをレモネードで割ったRadlerがおすすめ。
日本では通販で買えます。
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ちなみにRadler (ラドラー)はドイツ語で自転車に乗る人の意味。アルコール度数は数パーセント程。
ドイツ人らしいネーミング。とでも言っておきましょう笑
冒頭でも申し上げたようにドイツには数えきれないくらいたくさんの種類のビールがあります。
個人的にはヴァイスビアー、透き通ったピルスナーとは違い濁っている白ビールが好きでよく飲んでいました。
パウラーナーはミュンヘンのオクトーバーフェストのテントもあり人気の銘柄。
白ビールならではのコクもありつつ食事とけんかしにくいのでおすすめです。
パウラーナー ヘフェ ヴァイスビア 瓶330mlx6本 ドイツビール(輸入ビール)
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その後、わたしはインスタントラーメンをかっくらって向かったお陰で悪酔いもせず1.5リットル程ビールを飲んで楽しい夜を過ごしたのでした。
めでたしめでたし。