アルバニア旅

サランダ中心部から徒歩1時間かけて出会った絶景!Lëkurësi Castleレポート

ひょんなことから訪れることになったアルバニア南部のリゾート地サランダ。

ビーチリゾートに一人旅とか修行かよ。
日帰りで済まそ。

 

と思ったのは一瞬で興味をそそられる遺産があるわあるわあるわ。

その中でもサランダ中心部から一番近いお城、Lëkurësi Castleをご紹介いたします。

(ちなみに上記リンク先のWiki記事は英語です。日本語情報はかなり少ない模様です。)

 

 

 Lëkurësi Castle への行き方は?

 

こちらはホテルから検索したGoogle mapsのルート。

レセプションでも確認しましたがやはり公共の交通機関はないとのことでタクシーを勧められました。

が、天気がいいので歩いていくことに。

 

常に上り坂ですが景色はいい感じです。

 

建設中の建物がそこら中にありました。
アルバニアの勢いを感じざるを得ません。

唯一見つけた日系のお店。

 

とはいえ本物か否かはわかりません。

 

上り坂、そして上り坂

Google mapsの時点でわかってはいたもののそこそこきついです。

 

アイルランドとは毛質の違うタンポポ。アイルランドのものは下記でご覧いただけます。

 

 

 

 

上り坂は辛いですが道中の景色は最高なのでがんばれます!

自動車のタイヤ、しょっちゅう交換するんだろうなぁ。

 

お城が見えて参りました!

天気にも恵まれて空と緑と石とのコントラストが絵画レベルに最高です!

 

近づいてきたところで

 

Lëkurësi Castle の概要をご紹介

建立は1537年。
日本に鉄砲が伝来する5年前です。

スルタン スレイマン1世(Kanuni Sultan Süleyman I, オスマン帝国第10代皇帝)によって対岸のコルフ島(私のひいひいひいおばあさまであり小泉八雲の母、ローザが亡くなった場所。)からの攻撃に備えて建てられたものお城。

 

とはいえ18世紀後半に城は落され、現在は絶景が一望できるレストラン及び野外ステージとなっています。

 

もっと詳しく知りたい人はこちらで。(リンク先は英語です。悪しからず。)

 

余談ですがアルバニアは1992年まで鎖国していた関係で日本語は愚か、外国語の情報が極端に少ない国の一つ。

普通じゃない旅をしたい!多少のトラブルは旅の醍醐味!と考える人には世界一おすすめの国です。物価も激安。(2019年)

 

 

そんなところにもアルバニアのアホ遺産Bunker!

 

ブンカーってなーに?

 

と思った方はこちらをお読みいただければ幸いです。

 

 

やっぱり見たことない感じのタンポポ。

赤い花は多分アネモネです。

大砲と絶景のコントラスト。

もちろん、タワーに上ります。

予想通りの絶景!

ここから矢を放ったのか大砲だったのか銃だったのかはわかりませんが、2019年に見る限りとてつもなくピースフルであります。

パノラマモードで撮影。

望遠鏡はレンズに水滴がたまっていて意味ありません。The アルバニアンクオリティ。

 

オンシーズンは野外ステージとして機能するであろうスペースと奥に見えるのは現レストラン。

 

灯台。

こじんまりとしていて趣がありますが海を守っている志を感じます。

 

小屋のような建物は現在、トイレです。

 

 

絶景 with ブンカー。

自国民だったらため息をついてしまうでしょう。

例えるなら清水の舞台から防空壕が見える、といったところでしょうか。

ですが、極東の島国出身の私にとってはとても興味深くもあります。

 

 

Lëkurësi Castle のレストランへ

 

おそらくですが、当時の内装を生かしています。

 

丸太で組んだ天井。

お掃除、大変そうです。

 

 

汗ばむ気候だったので思わずビール。

アルバニアはマジョリティな宗教がイスラム教ではありますが政府が無宗教を推進した期間があったため、私たちがお酒をGetする他のイスラム系国家にくらべるとハードルはかなり低めです。
ちなみに丘の上の観光地なレストランにも関わらずなんと一杯250円!

グラスはハイネケンですが、いただけるだけありがたいです!

 

 

 

 

マウリッツ エッシャーの作品のモチーフでありそうなアーチ型の内装。
自然光頼りの照明にも古を感じます。

 

お手洗いの目張りはトイレットペーパー笑

 

 

いい気分でセンターに帰ります

ちなみにタクシーだと観光客価格で1000円程。
とはいえスーパーローバジェットなトラベルなのでほろ酔いモードですが歩いて帰ります!

 

帰り道、下り坂も絶景!

5年分のアネモネを1日で見た気分です。

 

水彩画で描いている途中のようなピンクのタンポポ。

 

カラカラとカウベルの音がするなぁと思っていたらまさしくCaw bellでした!

他にもヤギがいました。

 

ちなみに入館料はありません。

訪れる人もあまり多くないようなのでのんびりできます!

流行って物価が高騰する前にぜひ!アルバニアを訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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ABOUT ME
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守谷 天由子
ギリシャとアイルランドの両親を持つ明治の文豪、小泉八雲 (Lafcadio Hearn) の孫の孫の守谷天由子(もりやあゆこ)です。 文系か理系かと言われるとアート系のジュエリーデザイナー。 八雲と同じく異文化に触れる旅やウィスキーが大好き! 2017年に5カ国に渡る足跡ツアーを4ヶ月かけて自力で回りました。 道中出会ったアイリッシュ夫と海辺の町で暮らしています。